福岡県八女市立花町飛形山の大自然の中に国産オイルを生産しています八女飛形蒸留所です。

アロマオイルの香りが長持ちする条件とは?

香りが長持ちする精油は、香りの「種類」が関係している!

香りが長持ちする精油は、香りの「種類」が関係している!
わたしたちの生活に根付いてきているエッセンシャルオイル。

最近では、精油の成分を使った香水・アロマオイルなども多く販売されるようになりました。
アロマオイルはマッサージやルームフレグランスなど、幅広い用途に使用することができます。しかし、アロマオイルの種類によっては、すぐに香りが飛んでしまうものや、逆に長時間、長い時は数日にわたって香りが続くものもあります。どうしてここまで違いが出るのでしょうか?

香りが長持ちするオイルの秘密は、香りのもととなる、精油の植物の「種類」が関係しています。今回は精油の香りの持続性の違いについてご紹介します。

アロマオイルが持つ香りの持続性について

アロマオイルが持つ香りの持続性について
アロマオイルの香りが長持ちする度合いには、香水と同様3つの種類に分けることができます。

それぞれ効果が出るまで早く、時間が短いものから順にトップノート、ミドルノート、そして最も長続きするベースノートと呼ばれます。「ノート」とは、香りが空気中に広がっていく順番のことを指しています。これらは、エッセンシャルオイル揮発性の高さ、つまり液体から気体となって香りが広がるまでの速度が関係しています。

※「ノート」は「シトラスノート」「レザーノート」のように香りの系統(香調)を示す言葉としても使われるため、混同しないよう注意が必要です。


・トップノート
トップノートは、アロマオイルを付けてすぐに香り始める段階です。付けはじめからだいたい15分ほどまでの香りのことを言います。トップノートの香水の種類としては、柑橘系やハーブ系などが多いです。

・ミドルノート(ハートノートとも)
ミドルノートは、ハーブ系、フローラル系、スパイス系など、多くのアロマが当てはまります。香水のメインとなる香りですので、いろいろな種類の香りが合わさることもあります。
香りはじめは30分後くらいからで、持続時間は3時間ほどと言われています。

・ベースノート(ラストノートとも)
ベースノートは、ある程度の時間が経ってからゆっくりと揮発していく種類のアロマが分類されます。ベースノートに分類されるエッセンシャルオイルは樹木系やオリエンタル系など、重く深みのある独特な香りのアロマが多いです。持続時間は最も長く、2時間から半日程度とまで言われています。
それぞれの精油によって揮発性が違っています。香りの持続性は長い方がよいというものではなく、用途に応じて使用する精油を変えたり、いろいろな種類の精油をブレンドして組み合わせるといったことが大切です。

香りが長持ちするアロマオイルを作ってみよう

香りが長持ちするアロマオイルを作ってみよう
八女飛形蒸留所のエッセンシャルオイルは、100%天然由来成分から抽出して作られているので、トップノートからミドルノートの商品がほとんどです。自然由来の優しい香りを利用したことで、アロマテラピーなどのリラックス用途やサロンでご利用いただくことが多いです。

市販の安価すぎる香水やアロマオイルは、人工的な化学香料などを使用している場合が多く、香りこそ強力なものの、すぐに香りが変わってしまったり、場合によっては身体に悪い作用が働いてしまうものもあります。

よい香りを長持ちさせるには、トップノート~ベースノートなど、香りの持続性をよく理解したうえで、ゆっくりと揮発していく精油とそうでない精油をうまく使い分けたり、ブレンドしたりすることが重要となります。

アロマオイルの使用に慣れてきた方は、ぜひ香りの持続性の違いをうまく取り入れ、自分にぴったりのアロマオイルをブレンドしてみてくださいね。